先輩社員インタビュー
駅設備を調査することで
安全に利用できる空間を守り抜く
JR事業本部 JR事業部 検査センター/取材時
統括主任/山﨑 翔太
- 2013年 入社
- 2013年7月 東京支店 上野事業センター 事業一課
- 2015年4月 東京支店 東京検査センター
- 2017年10月 東京支店 東京事業センター 事業二課
- 2018年10月 東京支店 東京検査センター
- 2020年6月 JR事業本部 JR事業部 検査センター/現職
私の仕事
通常の検査では目が届かない高所や隠蔽部を調査
検査センターは、通常の検査ではわからない、隠れた部位や高い所などについて詳細な調査を行う専門部署です。この調査は障害予防調査といい、駅建物設備を触ったり、叩いたり、下地の確認を行ったりして劣化状況を調べています。
調査で発見された変状は、程度によって対応が異なりますが、他の部署やJRと連携して取組むことが不可欠です。すぐ修繕できるものについては社内で連絡を入れて修繕してもらいます。また、予算が必要なものについては検査計画や検査後のデータを基に報告書を作成し、JRと共に検討することになります。建物の部材が腐食し落下の恐れがあるなど、緊急性のある問題が見つかれば、速報としてJRにお伝え対応について協議するなど、臨機応変に対応しています。
雨漏れひとつとっても、雨水が自動改札機や券売機にかかりご利用になるお客さまにご迷惑をおかけする恐れがあり、重大な設備障害に繋がらないよう、日頃から情報共有に努めています。
この仕事が好き!嬉しかったことエピソード
自分の提案した改修方法で
実際に工事が行われる
私が障害予防調査を担当した駅で、雨漏れが改善しないという問題がありました。原因は屋根の樋から雨水が溢れることでした。そのほか骨組みを支えるプレートの腐食も見つかり、それぞれについて最適な改修方法を自分で考え、それを提案として報告書に盛り込みました。
報告書の作成は大変でしたが、この提案が採用されて、実際に改修工事が行われた時はたいへん嬉しく思いました。この仕事を続けていると、障害予防調査だからこそ変状が発見できたという声をいただくこともしばしばあります。このような時には自分たちの役割の重要性を実感します。
私がこの会社を選んだ理由
縁の下の力持ちになる
建築物を新築する仕事は完成して手を離れると関わりがなくなりますが、維持管理は状態を見極めてそれに合った対応をする必要があり、建物と長く付き合うことになります。縁の下の力持ちといえる仕事で、自分に向いていると感じています。
入社から8年が経ち、今は4人チームのリーダーとなっていますが、初心を忘れずに取り組みたいと思っています。自分が新人だった頃のことを思い出して、お互いに意見を言いやすく、皆が気持ちよく仕事に取り組める環境をつくるよう心がけています。
将来的には、ここで培った技術を生かしてより幅広い仕事にチャレンジしていきたいですね。