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JR事業本部 現場の1日

当社で働く社員に密着!
今回は、社会人採用 入社17年目の髙栁副課長に1日密着して、JR事業本部(支店勤務者)のリアルな仕事をご紹介します。

 

大宮支店 事業四課 髙栁 崇 副課長
社会人採用 入社17年目
 

8:30 出社・メールチェックと当日の予定確認

フレックスタイム制度と新幹線通勤を活用し、一足早く出社。メール・当日の作業確認、勤務入力、障害確認等、朝のルーティン業務を行います。障害報告があがっている場合は、内容と状況を確認し、最優先で取り掛かります。

 

10:00 障害対応

駅で発生した障害対応へ向かいます。
この日は異常時ディスプレイ(運行情報等を掲示しているモニター)が映らないと駅さまより報告があり、直轄作業(当社の社員が作業をすること)にて修繕を行いました。日中帯の作業となるためお客さまの安全を第一に、周囲へ配慮をしながら実施をします。駅を快適にご利用頂くため、早期復旧に努めて対応をしています。

 

11:30 現場調査

今年度工事の予定がある駅の現場調査へ。
現場の状況を事前に確認し、作業スペースの確保が可能か、安全面に問題がないか、さらに日中帯に作業が実施できるかといった点に加え、お客さまへの影響も含めて総合的に検討し、作業時間等の見積もりを行います。

 

12:00 駅設備の巡回点検

駅防災センター内の設備点検を行います。ここではOJTの一環として、後輩に点検業務の手順や注意点を指導しました。キャリアを積み、現在は後輩の成長をサポートする立場に。自分自身も教えることで多くを学び、日々後輩の成長を実感しています。

 

12:30 昼休み

一通りの現場作業と巡回を終え、仲間とお昼休憩。
支店での食事はお弁当を持参していますが、この日は職場に戻りがてら社員食堂へ。カツカレー、そば、替え玉2種を完食。見事な食べっぷり!午後も全力で業務に取り組みます。

 

14:00 帰社・保全会議

月に1度の保全会議に出席。
JR東日本、協力会社が参加し、計画や進捗を報告しながら、情報を共有します。
また、各社からの連絡事項や事象の報告を受け、内容に応じて意見交換も行います。
意見を求められる場面では、状況を的確に把握し、丁寧な回答を心がけています。

 

15:30 課内ミーティング

不定期で開催される課内ミーティングに参加し、本店や支店全体の連絡事項を共有した後、課内メンバーと業務の進捗を確認します。
作業が停滞している場合は、状況や原因を明らかにし、部下や同僚に対して進め方の指導やサポートを行います。
課全体の動きを把握し、チームを見渡しながら、円滑な業務遂行を支えます。

 

 

16:45 業務終了(フレックス退社)

ミーティングを終えたら、当日予定されていた作業の完了状況と翌日の作業内容を確認し、本日の業務は終了です。

1日お疲れ様でした!
フレックスタイム制度を活用し、早めに出社・退社した後は、もう一つの顔であるサッカーのコーチに変身!子どもたちが待つ練習場へと向かいます。仕事でもプライベートでも、指導者として活躍中です。

 

インタビュー  
髙栁副課長に、仕事の魅力ややりがいについて聞いてみました!

 
Q:当社に入社したきっかけを教えていただけますか?
A:実は通信の仕事は未経験で入社をしていまして。社会人になって初めて勤めたのは、鉄道の土木、保線関係の会社でした。現場で汗をかき、設備の修繕や検査を行う中で設備が新しくなり残ることに達成感を感じていました。そのあと飲料メーカーの営業職に転職。畑違いの仕事を楽しくやっていましたが、鉄道関係の仕事をもう一度やりたいという気持ちが強くなり、ビルテックに入社をしました。入社をして初めてパソコンに触れ、当時はタイピングゲームでタイプ練習をしたり、未経験ということもあり先輩や協力会社さんと一緒にとにかく現場に行きました。全てが初めてで…軌道にのるまで数年かかりました。  

 

Q:担当されているお仕事と一日の業務割合は? 

A:デスクワークが8割、現場等が2割です。
作業計画を立てることがメイン業務で、維持管理・建設工事の予決算管理、発生修繕・老朽取替工事の計画や提案等を日々行っています。協力会社さんが対応できない場合は、直轄で作業をしたり、工事が控えている時は実際に現場を調査しに行ったりもしています。
設計や契約書類の作成等の集中作業は、テレワークを活用して自宅で一気に仕上げることもあります。

 

Q:大変だと感じることは? 

A:ベテラン社員が引退していく中、これまで培われてきた技術やスキルをどのように後輩に継承していくかという点です。
私自身も未経験で入社し、現場で多くの苦労を経験してきたため、後輩の育成には特に力を入れています。大宮支店での勤務が長くなり、「髙栁さん知ってますか?」と聞かれることも増えてきました。そうした中で、自分が持っている情報は惜しみなく伝えるようにしています。技術面では、実際に作業を見せながら教えることを心がけていますし、説明も一律ではなく、相手の理解度や性格に合わせて個別に工夫しています。部下とのコミュニケーションを大切にしながら、日々指導に励んでいます。

 

Q:仕事をする上で大切にしていることは?

A:会話をすることです。一人一人と話せる環境を作っておくことがとても大切だと思っています。例えば課内の全社員に同じ説明をしても、個々の解釈や能力は異なるため、全員が同じように受け取ったとは限りません。そういった場合には、個別に確認をしたり、伝わっていない部分を補足したりするようにしています。 

 

Q:ご自身の未来像について、聞かせてください。 

A:自分が目標としてきた課長になりたいです。その中で、会社の方針に沿って取り組んでいくには、部下に信頼される存在になることが不可欠だと考えます。一人ひとりへの歩み寄りと対話を大切にし、日々の関係性づくりに励んでいきたいです。チームワークを強化し何でも話せて、やりがいを持って楽しく仕事ができる課、そして支店を作っていきたいです。

 

Q:田森課長から見た髙栁副課長はどんな方ですか? 

A:(田森課長) 相手の立場に立って親身に一生懸命対応する事からお客さまはもとより社員からも大変信頼の厚い社員です。
維持管理している設備は駅業務に密接に関連しています。いつでも正常に使用できるようにするため、検査や修繕、老朽取替、故障時における緊急対応等を行う業務は多岐に渡りますが、業務の中心となり責任をもって進めてくれるので、私自身とても頼りにしています。
また、スポーツマンでもあり、少年たちにサッカーを教えるなどプライベートでも、持ち前の能力を遺憾なく発揮しています。 

 

Q:最後に当社の魅力を教えてください!

A:日々進化を遂げるJR東日本の設備に携わることができ、その変化とともに駅や駅ビルがどんどん利用しやすくなっていくことを肌で感じられるのは、大きなやりがいです。自分自身がその前線に立ち、お客さまへ「快適な空間」を提供できることが、私の考える当社の魅力です。
そうした業務に携わる中で、技術力や知識の向上も欠かせません。実際の現場を通じた技術の習得はもちろんですが、社内研修や講座も豊富で、入社後に業務の知識を深めながら資格取得を目指すことも可能です。文系・理系といった出身分野を問わず、未経験でも確かな成長ができる環境が整っており、愚直に取り組めば先輩社員がしっかりサポートしてくれます。社員の育成という面でも魅力ある会社だと思っています。
また、福利厚生も充実しているので、ワークライフバランスを大切にしたい方にとっても、非常に働きやすい会社だと思います。私自身も新幹線通勤の活用やカフェテリアプラン(ポイントを使用し、自分に合った福利厚生を選べる制度)を使用して家族と毎年ディズニーランド旅行を楽しんでいます。自分らしく働きながら、スキルを磨き、前向きにキャリアを築くことができます。 

 

長年にわたる豊富な経験と深い知識を活かし、業務の円滑な運営を支えるだけでなく、後輩社員の育成にも尽力されている髙栁副課長。協力会社からも「何かあればまず髙栁さんに連絡しています」というお声もありました。支店にとって大きな安心感と信頼の象徴であり、まさに「支店の顔」とも言える社員です。今後も職場を支える中心的な役割を担っていかれることでしょう。 

 

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