BT BRAND 技術展開

より質の高いサービスを見据えた、業務の高度化・効率化

お客さまへの最大の貢献に向け、最新の技術を常に意識し、取り入れていく姿勢は、必要不可欠なものと考えています。
目まぐるしく進化していく技術を吸収しながら、建物設備管理業務での活用法を検討しています。

先端技術の導入

ビルテックの管理する建物・設備も日々変化をしています。次世代の建物設備管理はどのような姿であるかを考え、その実現に向けて取り組んでいます。

センサーによる建物・設備の定量化・常時監視

ビルテックの業務を真の意味でDX化していくためには、ベテラン技術者のスキルをどう一般化するかがカギとなります。人の五感や感性に頼っていた業務を、データ化等により定量的に把握する方法を検討しています。

また、センサーやIoTを活用することで、建物ユーザーの過ごし方や感じ方を見える化し、これに応じたより高い空間価値を提供しようとしています。

三次元データを活用した維持管理

建物設備の維持管理は、長らく二次元でのデータを基に業務をすすめていました。

見えない部分や、列車運行に影響のある場所など、作業上の制約があることが多い当社にとって、三次元データは強い味方になります。
そのため、現在は基本的なBIM(Building Information Model)に留まらず、設備や配線などの情報も付加された「維持管理BIM」の現場への導入へ向けて、積極的に関係箇所との調整を進めています。

検討中の維持管理BIM
駅構内の三次元点群データ

様々な手法で、隠ぺい部を明らかに

私たちの建物設備管理の主戦場は、建物利用者からは隠れた部分、すなわち、点検しにくい場所であることも多く、人が入れない・足場などの設備が必要・経費と時間を要するなどの課題があります。

例えば天井裏や床下ピットなどです。ビルテックは狭所用のドローンを直轄で操縦し、調査等に活用しながら、現状の把握・改善、不具合原因の究明に努めています。常に複数の調査手法を選択肢として持ち、最適な検査を実現していきます。

天井内でのドローン飛行の様子
ドローンで撮影した天井内の様子

現場主導の技術革新

ビルテックでは、現場最前線での課題解決を大事にしています。

数多くのフィールドを持ち、常に現場と接しているからこそ生まれてくる、さまざまなアイデア。その箇所にあった最適な手段による、迅速な改善  ——小さな努力を積み重ね、お客さまに安心してご利用いただける空間を提供しています。

点群データを活用した検査

1つのエリアにつき何回も測量をする必要があった検査も、徐々に変化をしています。

ビルテックは、定期的に行っている検査の精緻化・効率化をするため、点群データの活用を進めています。
点群データは、一度に三次元的に建物を把握することができるため、以前の状態との比較も立体的に、高い精度で行えるようになります。これにより、改善提案のレベルアップも図れると考えています。

また、検査は、駅ホーム上などの電車の運行に近接する場所や、高所などの落下の危険性が伴う場所で行うものが多くあります。検査時間の短縮は、効率化だけでなく安全性の確保にもつながっていきます。

ホーム上での点群データ取得
点群データを用いた“建築限界”の確認

どこでも設置可能な漏水受け

管理物件で起こる障害の解決には、恒久対策と応急対策があります。
お客さまに安全かつ快適にお使いいただくため、緊急で行う応急対策についても、より適切な処置ができないか、常に模索しています。

なかでも、水漏れの解決は急務となりますが、そんな時でも簡単に、臨機応変に対応できるような漏水受けの開発に取組んでいます。
※写真の漏水受けは、天井内への設置を想定したものです。

漏水受けのモックアップ
実際に水を流しての実験

ビルテックの知的財産

当社では、業務知見から生まれたアイデアを、知的財産として積極的に出願しています。
特許化されたアイデアは、パートナー会社にも広く活用いただけるようにしています。

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